トラフグ

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

今朝は曇ってます。

コロコロ変わる春の空。

さて。

いま、トラフグ祭り。

一部の釣り人が夢中になって海に繰り出している。

船は連日のように満員御礼。

船宿は書き入れ時だ。

そんなフィーバーの中、息子が大きなトラフグを釣った。

デカい白子は食べてしまったが、身は冷蔵庫で熟成中。

息子にはいくつかの好きな釣り物があって、フグ釣りはそのうちのひとつ。

繊細なアタリを「掛けに行く」というのが好きらしい。

大雑把で鈍感なボンヤリ君はそんな釣りが好きだ。

昨期は中型のトラフグ1匹で終了。

トラフグの釣期は短い。

春の産卵期に群れが固まるときしかない。

もちろん海から消えるワケじゃない。

だからなにかの拍子に釣れることはある。

ある、というか温暖化の影響でそれが増えてきたのは事実。

鯛を狙っていて釣れる。

他のフグを狙っていて上がる。

そんなことが割と起こる。

頻度的に言えば自動車事故程度の確率だろうか。

決して珍しくはない。

そんなトラフグだけど、産卵期の今は別。

群れは固まり、がぜん確率アップ。

大腸がんにかかる確率と同じくらいになる。

事実、息子が釣った当日は抜群の捕獲率。

約3割が大腸がんに、いや、トラフグゲット。

息子もその中の一人として神様に選別された。

先週も行ったけど、その時はボウズ。

でも今回リベンジを果たした形となった。

もう少し釣期はある。

むしろ本番は来週くらいか。

息子はまた行きたいと言う。

二匹目のドジョウならぬトラフグを狙っているようだ。

でもたぶん次は釣れない。

きっと釣れない。

そうそうウマいこと行くハズないのだ。

おじさんの釣り経験からそう思ってる。

きっと次はボウズで帰って来る。

「勝ち逃げしたほうがいい」

そう言って諭した。

それでは今日も土に埋まってテトロドトキシン。

では!