おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。
快晴ですね。
サンドイッチ持ってピクニックに行きたいですね。
さて。
また目頭を怪しくさせるニュースです。
愛知の犬山で自衛隊機が墜落したらしい。
隊員2人の安否が不明らしい。
墜落したのはT-4というから練習機です。
訓練中だったのでしょうか。
墜落事故はたまに起こってるのはご存じの通り。
でも今回の事故の目撃者情報で昔の墜落事故を思い出しました。
「上下逆さまの状態の航空機が頭の真上を通過し、池の方に飛んでいった」
この証言をした大学生がなかなかデキる子のようだ。
「操縦ミスのようには見えず、
パイロットが人のいる場所を認識して、
回避するように落ちていったように見えた」
冷静な方だ。
パイロットも目撃者も。
思い出したのは昔、埼玉県の河川敷に墜落した自衛隊機の件。
機体に不具合が生じた自衛隊機。
もはや墜落か、となったその時。
脱出したら機体は住宅密集地に墜落するだろう。
そう考えた隊員二人は必死に河川敷に機体を誘導。
最後の最後に脱出を試みるも殉職。
市民の安全を最優先し、自らの命を犠牲にした二人。
この時、最初は新聞で叩かれた。
墜落の際に送電線を切ってしまって大規模停電が発生したから。
かなりの騒ぎに自衛隊に対する風当たりは、それはもう。
ところが事故究明を進めていくうちに色々な事が判明していく。
おじさんが興味をおぼえた事はこの2点。
1.最後まで機体をコントロールして墜落させたこと
2.最後は脱出を試みたこと
1.はもうだれでも思うところだろう。
機体は不具合発生当初、コトロール可能な状態だったという。
しかし急速に事態は悪化。
基地への帰投が無理なほど高度が下がった。
住宅密集地に落ちたら市民の犠牲が出る。
実はパイロットの一人は最高の称号を持つエリートだった。
経験豊富な彼らは河川敷に機首を向け、そこへ機体を誘導したようだ。
2.は身震いするほど。
実は脱出した高度はあまりにも低かった。
射出座席で脱出してもパラシュートでふわりと着地できるような高度ではなかった。
脱出してもパラシュートが開く前に地面にドスン。
それでも彼らはなぜ脱出したのか。
一説は最後まで生存に望みをつないだ、というもの。
しかし墜落時の角度からそんなのは無理だとわかっていたはずだというのだ。
別の理由があったという見方が有力だ。
整備兵への配慮ではないか、というもの。
まさかの理由だった。
整備兵への配慮。
これに深い感銘を受けた。
整備兵は悩むだろう。
「彼らを殺したのは俺たちだ」
「ああ、脱出装置をもっと点検していれば助かったかも」
と、悩まなくていいように。
死を覚悟して数十秒間。
ここまで冷静に考えたパイロット。
こういう人物になりたい。
ま、無理だろな。
それでは今日も空を見上げて元気にいこうぜ。
では!