おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。
昨日はゴロゴロしたり、ザっとしたり、恐ろしい空模様でした。
でもそのおかげで今日は少し涼しいですね。
さて。
この夏休み、どこへ行きますか?
ハワイですか?
パリですか?
京都なんかもいいかもしれませんが、あそこクソが付くほど暑いですよね?
おじさんだけでしょうか、京都に対して「古くて暗くて暑い」というネガティブな印象を持っているのは。
食べものは美味しいのに残念なところです。
そんな学の無いおじさんは今夏は美術館でも、と思っています。
遠くに行けないし、冷房効いてるとこだし。
で、いま東京国立近代美術館で何やってるか調べてみたんですわ。
ありましたねぇ面白そうなのが。
「ゲルハルド・リヒター展」。
現代アートのまさに「巨匠」で、皆様ご存じのあのお方です。
正直、あれを凄いだのナンだの言ってる人は怪しい。
おじさんの紛れもない素直な意見です。
ホントにわかってるの?って思っちゃう。
あれ、どうよ?
よく言われると思うんですが「俺でもできる」ってやつです。
ま、リヒター氏に会に会ったら言ってみたい言葉なんですが。
「俺でもできる」。
実際には言えないかもしれませんが、ね。
通訳してくれない可能性もあります。
おじさん、あんなのより近くの銭湯の富士山の絵の方がよっぽど好きです。
あんなドイツのペンキ屋さんのテキトーに塗りたくった絵だかナンだかわからんのよりも。
でもあれが芸術なんですってよ奥さん。
底辺には難解すぎますわ。
ではおじさんが本物の巨匠とやらをお見せしましょう。
巨匠は意外と近くに居ました。
これはその巨匠の作品です。
割と凡人にも理解しやすいものを選びました。
巨匠が生まれた時から存じ上げていますが、昔からその画力に驚愕しつづけてきました。
その異才ぶりから市の絵画コンテストで受賞し、教育会館みたいなところに掲示されていたという輝かしい受賞歴をお持ちです。
この絵のタイトルは「無題」。
巨匠が中学一年の時の作品です。
たった一年前である、幼児期ではないよ中学生かよ、という事実に鳥肌が立ちますね。
震えが止まりません。
それぞれの物体に名前が書いてあるので、それらが鳥であることがかろうじてわかります。
左側に餌か何かあるのでしょうか、全部同じ方向を向いています。
そして全ての鳥が同じ顔をしているというのが、作者をすぐに想起させます。
それが「作風」というものなのでしょう。
具象的であり抽象的ともいえる、その狭間を行き来する見事な作品だと思っています。
まるでチェーンソーのような羽が全て前を向いているというのも特徴的です。
凡人には殺人生物兵器にしか見えません。
巨匠には鳥がそう見えるのですね。
これはまさに前進翼。
グラマンのX29ですね。
知らずに絵にできているというのが怖いです。
こんな飛行機見たこともないはずなのに。
次回の巨匠の作品展は未定です。
それでは今日もよろしくメカドック。
では!