続 ドラゴンへの道

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

台風が接近しています。

窓に板を打ち付けて台風対策していますか?

おじさんはしていません。

さて。

昨日の続きでも書きますか。

こうして李小龍ことブルース・リーに傾倒していったおじさん。

通信講座の教材が送られてきてからは、ますますのめりこんでいきました。

アチョー、ホワッホワッと奇声をあげる日々。

そんなある日、父からプレゼントをもらいました。

ヌンチャク、です。

ヌンチャクもまさか自分がプレゼント要員になるなんて思いもしなかったでしょう。

いくら夢中になっているといって、ヌンチャクを買って帰ってくる父も父です。

しかもおもちゃの安全なスポンジ製とかでなく、みっちり詰まった重い木製の警棒のような本物です。

大喜びしたのは間違いありません。

早速振り回すのですが、しかし映画のようにはいきません。

頭をしこたま打ち付けたり突き指したりして、でも気分はすっかりブルース・リーです。

これでさらにエスカレートしたおじさんは別の武具も買ってもらいます。

持ってたのはもっとこげ茶色のやつでした

三節棍です。

ジャッキーチェンの映画あたりでなんとなく見たことある方もおられるかもしれません。

これを巧みに振り回せるようになったら達人クラスと思ってました。

全長があるのでヌンチャクより遠くの敵とわたりあえます。

また、真ん中の節の部分があることでヌンチャクより「受け」がやりやすいです。

でもこれは家の中で練習するのは長すぎでした。

部屋の片隅に転がしている時間が長かった記憶があります。

こうなるともっと他の武具が欲しくなります。

いつ来襲するやもしれぬ凶悪な敵に備える必要があります。

これもカンフー映画では定番のトレーニングマシン

次に木人椿の購入を計画。

武具だけに頼ってはいけないと思いました。

強力な敵に素手で戦わなくてはいけない時もあるはずです。

こういう訓練をすることによって、より截拳道の神髄に近づけると思いました。

しかしさすがにこれは両親に反対されました。

今でもおじさんの「欲しいものリスト」に入ったままです。

そんなこんなで月日がすぎ、三節棍はどこかへ行ってしまい、教材も行方不明になってしまいました。

しかし、ずっとヌンチャクは持ち続けていました。

何度となく繰り返した転居で様々なものは無くなりました。

でも父に買ってもらったヌンチャクはずっと持ち続けていました。

いつ敵が襲ってきてもこれで撃退するんだ、という強い気持ち。

これがあれば敵を倒せるという通信講座で培った自信。

未だ敵は来ません。

それでは台風に世の中のモロモロを洗い流してもういましょう。

では!