おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。
今朝は晴れました。
最近、目まぐるしくお天気が変わっていきますね。
秋らしい。
さて。
脳みそが死んでるので何を書こうか思いつきません。
でもだいたいはこうしてダラダラ書いてると、何か見つかるんです。
そうだ、コレにしよう。
先日、家族でご飯を食べに出ました。
道中、よくある「コンテナ貸し倉庫」があったんです。
そこにタイヤを履き替えている車と人がいました。
おじさんは様々な事を息子に話しかけ、質問します。
それによって、世の中のモロモロに興味を持ってもらいたいし、知識の幅を広げてもらいたいからです。
息子は放っておくと何も考えずに黙って歩く、そんなただの肉塊でしかない。
目に入るものに興味を示さない。
子供にありがちな「なんでなんで?」「ねぇアレなに?」なぞという言葉をついぞ聞いたことがない。
口が重いというか、話をしない。
もともと未就学の時に近所の人に「この人はしゃべらないからおかしい」って言われた。
それで病院に連れていったらASDが発覚したくらい。
それは今でも変わらず「なんでなんで」はナシ。
数少ない自分の興味のある事だけに終始する。
だからヒマさえあれば、とにかくこっちから話しかけるんです。
雑多な事をいっぱい話しかける。
道を歩きながらでも、いつでもどこでも。
で、この時も話しかけてました。
そして冒頭のくだり。
「あの人は何をしてるの?」
「車を持ち上げてる」
「持ち上げてなにしてるの?」
「うーーん」
目の前で起きている事象は理解できても、それが何を意味しているのかは分からないんです。
ASDの特質。
我が家は車を持ってないからタイヤ交換なんて単語を知らないのはまぁいい。
でも中二だったらそのくらい知ってるだろうと思いながら、おじさんは話を続ける。
「タイヤ交換してるんじゃないの?タイヤが積んであるじゃん」
「ああ」
「なんで今タイヤを交換してるんだろ」
「うーーん」
おじさんは、「そうか、冬の雪に備えて、もしくはスキーに行こうとしてるからか!」って答えて欲しかった。
でもそんな知識は息子には無い。
そこまで頭の回る子ではないのを親は知っている。
でも、少しでも考えて欲しくて続けた。
「なんでだと思う?」
一向に答えが出てこない。
目的のお店にどんどん近づいていく。
おじさんはヒントを出した。
「どんなタイヤに交換するんだろうね」
「うーーん」
うーーんなんて言ってても、彼は考えていない。
ただ、うーーんって言ってるだけなのを知っている。
「種類の違うタイヤに交換してるんだよ、ス〇〇タイヤだよ」
そんなギリギリのヒントを出した。
「スリックタイヤ?」
おじさんは自分の体がグラッと動いた気がした。
自分の息子がスリックタイヤなんぞという単語を知ってた事に驚いた。
車に全く興味のない息子が。
そう、スリックタイヤとはサーキットで走る車が履く溝のないタイヤ。
F1とかで有名なツルツルなタイヤ。
どこでこんな単語を仕入れたんだろか。
でもまぁ冬にそんなタイヤを履くなんてないわな。
「違うよそれはレースで使う溝なしタイヤで、普通の道路では使えないんだよ」
「そうなんだ」
「そうじゃなくて、ス〇〇タイヤ」
もう一度。
「スパイクタイヤ?」
「違うよ、もう!バカッ!」
そんな事を繰り返しながら、半ばイライラしながらお店に到着してしまった。
テレビCMとかでさんざんスタッドレスタイヤのCMをみててもこれだ。
興味のないことは一切脳みそに入らない。
目を開いていても見てない。
耳も聞こえなくなる。
全くおじさんと同じ。
これは遺伝。
それでは今日も感染にご注意を。
では!