目覚まし時計

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

今朝は曇ってるのか晴れてるのかわからない。

どっちでもいいんですがね、というような空模様。

さて。

ウチの家族は睡眠時間が長い。

俗にいうロングスリーパーとかいうやつだろう。

おじさんは真逆。

3時間も眠れば十分。

極端に疲労していたりするときは長く眠るようにしてる。

泥酔したりしてるときも、意に反して長時間睡眠になってしまったり。

でもほかの二人はとにかくよく眠る。

黙ってたら一日でも眠れるんじゃないだろうか。

奥さんの方はともかく、息子はヤバい。

まず朝起きない。

漫画のような「早く起きないと遅刻するわよ!」というようなママの怒声があるわけじゃない。

おじさんが隣の部屋から中ぐらいの声で話しかける。

「おーい、今日は学校行かないのかー」

「今日は休みだったっけー?」

とか。

布団の横にまで行って大声でどなったり、布団を引っぺがしたり、そんなのしない。

起きないとヤバい、という思いにさせる。

このねちっこい作戦で未だに学校の遅刻はゼロである。

目覚まし時計が無いワケじゃない。

前夜には3台の目覚まし時計を準備して寝てる。

置時計2つ、腕時計1つ。

でも起きない。

最悪なのが、そのうちの置時計がおかしいことだ。

3時半とか4時に鳴ることが多々ある。

週に2、3回くらい。

どうも電波時計がちゃんと電波を拾っていないのか、時間が大幅に狂ってくるようだ。

だからそんな時間に起こされる。

こっちが。

本人はそれでも起きないのでそんな時間に鳴っているのも知らない。

まぁ、おじさんはその時間にはだいたい目が覚めている。

ちょうど布団の中でスマホいじりしてる時間帯。

でも、起きてその忌々しい目覚まし時計を止めに行くことはしない。

初期はしていたけど今はもうしない。

(かつては奥さんがブチ切れながら止めにやってきてけど、今はもう来ないで寝てる)

止まるまでそのままにしとく。

おじさんが止めに行くか、目覚まし時計が根負けして止まるか。

男と時計の真剣勝負だ。

こんなカシオのクソ電波時計なんかじゃダメだと思い、一昨日にもうひとつ目覚まし時計を買った。

今度はリズムという聞いたことも無いメーカーの品。

そんな時計は狂うのだろうけど、数秒の誤差なんぞどうでもいい。

電波時計とかそもそも要らんかったのに、ガジェット好きなおじさんは当時騙されてしまった。

電波で正確な時間を拾うなんて素敵じゃん。

そう思ってしまった。

目覚まし時計なんてモンは、大音量で熟睡してるヤツをたたき起こすのが目的の100%なのだ。

そこまで正確な時間なんぞ搭載する必要がどこにあるというのか。

JRの社員が使うのかなもしかして?

で、早速届いて息子と奥さんで開封。

それを横目でチラ見。

ゴングのような巨大な二個のベルが頼もしい。

今までとちがうサウンドを奏でるに違いない。

これならさしもの息子も起きるだろう。

そして時間をセット。

これで目覚まし時計4個体制が構築された。

さぁそのベルの力を見せてくれ。

「おーい、起きないと朝ごはん作らんぞー」

そんないつもの調子で朝を迎えた。

しばしゴソゴソしてから起きてきた。

朝ごはんを作ってたら奥さんも起きてきた。

二人の会話。

「そういえば今日、目覚まし時計鳴った??」

奥さんが息子に問いかけるも、寝ぼけ眼の息子には響かない。

しばらくして目覚まし時計を持って戻ってきた。

二人でその時計をいじってる。

「あんた、時間があってないじゃないの…あ、止まってる?!」

朝のテレビを見ながらおじさんは横で聞いてた。

二人でゴソゴソやってる。

「電池入ってないじゃないの!」

おじさんはお茶を噴き出しそうになった。

そら目覚まし時計だってただでは働かないだろうよ。

ロングスリーパーってダメだなと思った瞬間。

でも二人は健康そのもの。

健康だけが取り柄。

それでは今日もよろしくお願いいたします。

では!