老人と海と年末と

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

今朝は非常に穏やかな気候。

海は釣りやすいに違いない。

これにはケッペンもニコニコでしょうね。

さて。

今日はバタバタなので昨年の記事を転載。

ちょうど年末に書いたものです。

これでお茶を濁すとしましょう。

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さて。
昨日、実家に行ってきました。
急ぎの用事が発生。
先日、「●●(孫の名前)を見送ったらお鍋を焦がしてしまって」と。
サラっと言われ、こっちはかなり動揺しました。
問いただすと直近の過去に2,3回やらかしている模様。
もう一刻の猶予もならんと思い、IHのコンロを手配しました。
で、それを取り付けた、という次第です。
その流れで色々な事を話し合いました。
預金、株の管理はどうしているのか、とか。
「暗証番号とか大丈夫なの?」
「私の誕生日にしてるから大丈夫」
アホかと。
おじさんのように5110とか誕生日を逆にするようなトンチを効かせないと泥棒にみんな持っていかれるよ!ここは一階なんだから!とお説教。
死んだじいさんが当時歩けなかったので一階に引っ越したというのがアダになっている。
でもこの期に及んでキャッシュカードの暗証番号なんか変更したら間違え過ぎて「カードが使えなくなったんだけど」と連絡が頻繁に来そうだからあきらめる。
もうこの歳になると変更はムリだろう。
でも一応の防犯意識はあるようで、家の現金は分散してしまっているらしい。
しかし一部はありかを忘れてしまっている様子。
リスだって隠したどんぐりのありかを覚えているだろうに。
先日も突然お金を発見してビックリしたそうな。
埋蔵金かよ、と。
そんなやりとりのなか、通帳のひとつをチラ見してしまった。
3ケタの驚くような金額をゆうちょ銀行から年末におろしている。
何に使うでもないはずなのに。
まだ一ヶ月しか経っていないということは、どこかにあるはず。
だいたいの見当はついている。
たぶんあそこだろう。
あそこに違いない。
息子の勘がさえわたる。
おじさんは長男なのだ。

ベランダの物干しもやたら高い位置にセットしてる。
母は八村選手より背が低いのに、なぜか妙に高い。
毎日背伸びして干し物してるので、危なっかしいから下げた。
怪我されたら困る。
ポストに入っていた「廃品回収します、遺品整理します」のチラシ。
3日ほど前、これに電話かけて見積依頼してしまっていた。
「なんか捨てるようなものあるの?」
「別にないけど」
もうね、ダメだこりゃ、と。
これから鬼の電話攻勢にあうはずである。
そして根負けして払ってしまうはず。
今までだってそうだったのだ。
これからもそうに違いない。

このように老人の独り暮らしは色々と問題があることを痛感。
多少ボケも入ってきているんだろう。
親の老いを見るのはつらいけど、でも仕方のないこと。
向き合っていかねばなるまい。
年始に息子にお年玉をあげている姿を横で見ながら、息子であるおじさんへお年玉をくれなかった事を思い出しながら実家を後にしました。
53年間の毎年のお正月の習慣を忘れるなんてどうかしてる。
電車の中でずっとこれを考えてた。
そのうち思い出すかもしれない、いや、こっちから言わないとダメかもしれない、でも催促するのは大人としてどうか。
いつかおじさんもこうしてボケてしまうのだろうか。
イヤだなぁ。

それでは今日もオミクロンに感染しないように戸締り用心火の用心高見山。
では!

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それでは今年はお年玉をもらえますように。

では!