息子の話 4

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

なんだか憂鬱な空模様ですね。

スキッと晴れないモンですかねまったくもぅ。

さて。

こんな朝はまた息子の話を書きますか。

続き、を。

といってもどこまで書いたか忘れてたので過去記事確認。

志望校がようやく決まった、というところでした。

ま、ギリギリになってよやく志望校が決まったモンだからバタバタするのは当然。

声の教育者という赤本みたいなヤツを買った。

メルカリで買った。

幸いにしてその学校の対策本は大量に出品されていた。

いろんな塾がその学校の過去問を再掲出してるから最新版なんか要らない。

そして塾の学校別対策コースにも入った。

そのコースは、各校舎の選抜が集まってどこかの校舎でやる。

だからわざわざそこへ行かなくてならないのが面倒だった。

それでも通った。

合宿にも行った。

東進グループの所有する施設で、泊りがけの勉強合宿だ。

集団で親の居ない生活ができるのか、というのが最大の不安だった。

でも、エイヤと送り出してみた。

勉強なんてどうでもいいから、とにかく問題を起こさずに帰宅してくれることを祈った。

今から引き取りに来い、という連絡が入るんじゃないかと夫婦で話してた。

初日の朝、奥さんが送って行った。

その合宿から帰宅すると、彼の表情は存外と明るかった。

合宿の模様を話す彼のテンションが妙に高かったのを覚えている。

息子の所属する校舎からはたった一人だけの選抜だったので寂しかったそうな。

他校舎の生徒に「●●校舎のクセに」と言われたそうな。

子供たちはすでにライバル心を持ってたいたのだろう。

そんな中、何事もなく帰宅したのがとにかくよかった。

無料でここまでしてくれたのは、今でも塾に感謝している。

親子二代で世話になりっぱなしだ。

その勉強合宿は、各校舎の精鋭が集まっているとあって挫折を感じた模様。

それからというもの息子は勉強に熱が入るようになった。

ただし、国語や理科は一向に点数が取れないまま。

だから家庭教師も付けた。

とある国語の家庭教師に言われた言葉は今でも家庭内の語り草になっている。

「勉強しないのにできるようになるわけないじゃないですか」

ごもっともです。

確かに国語は勉強してません。

ただ塾から与えられた教材に書かれている問題に沿って答えを書くだけ。

それ以外にどうやっていいのかわからなかった。

だから家庭教師をお願いしたのにそんな事を言われてしまって、ちょっと困った。

算数はおじさんが教えられるけど、でも国語はどうにもこうにも。

ちゃんと国語を勉強してこなかった自分をこんなに呪ったことは無かった。

おじさんの小学生の頃と全く同じ道を進んでいる息子がちょっとかわいそうだった。

まるで生き写しのようだ、と祖母に言われて苦笑いするしかなかった。

ということは、仕方ないってことだ。

遺伝だ。

いくらやっても国語の点数は取れない。

そこで大きく舵を切ることになった。

国語をすてる。

取れる科目で頑張る。

おじさんが大学受験まで採用していた方法を息子に採用させるなんて。

申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

これは今でも後悔してる。

なんでもっと他の方法を探さなかったのだろうか。

こんな邪道なやり方がいいわけない。

ずっとそんな思いを抱きながら時間が過ぎていった。

決めた志望校も、国語の比重の少ないところになったのも必然だった。

共学校はどこも国語の問題が難しかった。

唯一、視野に入れた共学校があったけど、そこはある理由でチョイスしただけ。

どの年代の過去問をやっても好成績を取れたから。

息子にとって算数が簡単だっただけ。

そこで国語をカバーできた。

どんなに国語がグズグズでもそれを補えた。

滑り止めと考えていたけど、でも最終的にそこは受験しなかった。

それは、その学校に入ったらまた不登校になるんじゃないかと思ったから。

いまだに小学校での出来事を引きずってた。

精神的にはるかに大人な同い年の女子に対する恐怖感がぬぐえなかった。

だから男子校一本でいくことにした。

最終的に5校に絞った。

それでは今日は防寒対策バッチリで外出を。

では!