珍獣返還

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

けっこうな勢いで曇ってます。

雲が優勢。

さて。

パンダの話で世間は盛り上がっています。

あの珍獣が中国に返還されたそうです。

有名だけど一応説明しておくと、ざっくりクマです。

パトカーみたいなクマ。

白と黒、とか言われるけど、パトカーはそう。

でもパンダは薄汚く黄ばんだ白と黒。

食用でもないからおじさんは興味なし。

中国ではパンダ外交という手法で様々な国にパンダを贈った。

贈った、ではなく、送った、と書くのが正しいのかもしれんね。

基本的に中国と仲良くなればもらえるようなものではなく、貸してもらえるものなんだそうな。

仲がよくなったらエッチな本を貸してもらえたラッキー。

みたいなもんだろうか。

そこには細かな契約があるそうで。

死んだらナンボ、子孫が生まれたらナンボとか様々。

まぁ珍獣ですからそれ目当てに集客できて、飼育所の売り上げもあがるんでしょう。

あんなのよく見に行くなと思ってたケド、テレビにマニアが出てきて驚いた。

その人の部屋中パンダだらけ。

世界は広い。

なかにはそんなマニアも居るだろう。

おじさんも磯山さやかがイイ、と発言したら珍獣を見るような目つきで見られました。

なんにせよこの動物は厄介な動物だそうな。

人工飼料を食べないという面倒な性質らしい。

スイミーとか食べない。

笹とか竹とかしか食べない。

だからそのために笹やらナンやらをどこからか運んでこなくちゃイケナイルージュマジック。

これがまたメンドクサイそうな。

どこそこの笹は食べない、とかそんなのがあるらしい。

やっぱり丹波篠山の笹がいい、とかあるのか。

カネかかるやっちゃなぁ。

しかしこれで飼育員も飼育所の経営者もホッとしてるでしょう。

貸してやってるんだからありがたく思えアルヨ、みたいな態度で出られてもねぇ。

挙句ある期限が来たら返せ、と。

悪質な金融業界さながらの、まさにこれは貸しはがし

「オレ、スーパードライしか飲まないんだよね」

人の家に来て、そう言って家人をコンビニに走らせた男をおじさんは知っている。

ビールだったら目の前にあるのを飲めよ、と激しく思った。

貴様のそのこだわりってナンナンだよ、と。

でも気も小さいので黙ってた。

そもそもそいつ、来た時から気に食わなかったんだよね。

なんか横柄っていうか、所作が雑だった。

動くたびに音がデカい。

座るときもドカッと。

おビールでもどうぞ、と差し出したらさっきのセリフよ。

「オレ、スーパードライしか飲まないんだよね」

今だったら「じゃあ麦茶にすっか?」とか言ってたろうな。

ウソです。

黙ってるかもしれない。

パンダの件でコイツの事を思い出した。

もう30年くらい前の話。

ま、これでパンダは日本から全部いなくなった。

汗水してどこぞの山から竹や笹を運搬する必要もなくなったワケだ。

フードマイレージ的にアウトだよ、パンダを飼育するのは。

どんだけトラックが二酸化炭素を排出してヤツらの食料を運んでいるというのか。

二酸化炭素出すとグレタさんに気合入れられっぞ。

地球環境京都宣言知らんのか。

上野の恩賜公園に生えてるハスでも食っとけ、と。

好き嫌いすんな。

しかし今になってなんでパンダを返せとか言ってきたんでしょう。

期限だから、とテレビで言ってたけど実は違うんじゃないか。

おじさんはそうにらんでいます。

外務省を通じて圧力がかかって、返還せざるを得なくなった。

パンダは踏み絵。

細川ふみえ。

現代のキリシタン狩り。

あっちに付くなら返せ。

こっちに付くなら延長してやる。

日本はパンダを返し、中国と決別する覚悟を決めたのかもしれない。

それでは、会ったことないけど天皇陛下ハッピーバースデー。

では!