校内履き事件~前編~

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

今朝もニュースの天気予報で言ってました。

列島は灼熱地獄になるよ、って。

列島といってもアリューシャン列島のことではありません。

さて。

毎度ここで話題にしているウチの御子息の話でも。

昨日、ちょっとしたことがありました。

まずはさかのぼって先日のことです。

なんか母親とゴソゴソお話してるんですよ。

どうやらお金を要求しているらしい。

父親のおじさんにそんな話はしてこない。

漏れ聞こえたところによると、学校履きを新調したいみたいだった。

登下校は革靴なんだけど、学校に到着すると履き替える。

校庭は人工芝だしね。

白いアディダス製の制定品。

購買で随時手に入れることができる。

そら育ち盛りの子供だから足も大きくなるだろ。

そら育ち盛りの男子校だから痛みも激しいだろ。

そう思ったから別に気にも留めなかった。

その瞬間は。

妙な胸騒ぎを感じたおじさん。

「新しいのを買ったら古いのは持って帰りなさい」

もしかして新しい校内履きなぞ購入しないのではないかと思ったからだ。

親からせしめたそのお金を別の使途に充てるのではないかと。

それで釣具を買ったりレコードを買ったり。

そんな40年前のおじさんみたいなことするんじゃないか。

参考書を買うからお金ちょうだい。

筆箱失くしたから全部買うからお金ちょうだい。

すいません、全部釣具買ってました。

ママ、ごめん。

息子はそんな事してない。

釣具とかレコードなんかカバンに入ってない。

そもそも自主的に釣具を買うほどの知識を持ち合わせていない。

わかってる。

学校帰りに友達とジュースや菓子を買っているのを。

ラムネ味かコーラ味の忍者めしを買ってるのはわかってる。

SUICAの履歴で親にバレてるんだぞ、君!

そういう行為は学校が禁止している。

禁止していたって、集団の中高生にそんな学校の法律が効くワケないのだ。

中高生ってのは、秀吉の命令だって刀を供出しないような連中。

個人では大人しく帰って来るクセに、集団になるとコンビニに寄るのだ。

そういう習性が彼らにはある。

ま、学校も黙認してるよね。

取り締まる気配がない。

だから。

そういった買い食いの軍資金にするのかもしれないと思った。

でも、もしかしたら、ってのが頭によぎった。

集団で生きづらいタイプ。

その「もしか」がまたやってきたのかもしれない。

そう思った。

「新しいのを買ったら古いのは持って帰りなさい」

追い詰めるようだけど仕方ない。

これで息子がどう出るか。

もし持ってこなかったら?

そのお金の行先を問いただす必要がある。

「誰かにいじめられたりしてる?」

「いや」

「校内履きはホントに買ったの?」

「買ったよ」

そう言ったきり口を閉ざす。

目の前で汗びっしょりの息子。

そこまで暑くないぞ、この室内は。

取調官のような気持ちになってきた。

この続きは明日。

意外な展開になりました。

明日に覚えてたら。。。

それでは今日も熱中症予防に熱中しようぜ。

では!