校内履き事件~中編~

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

熱中症で倒れる人が居るのでしょうか。

シベリアでは。

まぁ中にはそんな人も居るかもしれませんな。

さて。

昨日の続きを。

こうしてちゃんと続編を書くのは非常に珍しい。

前日に予告したっていつも忘れちゃってる。

そもそもPCの前に座るとその場の勢いで始めちゃう。

でも今朝はちょっと違うぞおじさんは。

昨日の続きを。

息子が帰ってきた。

いつも通り、ムスッとしながら帰ってきた。

反抗期&空腹&疲労の相乗効果。

アース虫よけネットばりのトリプル処方。

不機嫌さは異常。

カバンを置いて手を洗うとセブンへ。

ナナコの内蔵されている母親のスマホを持って行く。

適当な船宿の釣果情報などをチェックしながら戻って来る。

「ギガ無くなるからヤメてよ」

そんな事を言われても毎度お構いなしだ。

肝心の校内履きの件。

持って帰ってきた。

今まで履いていた、という校内履きを。

でもコレ、ほとんど傷んでいない。

底がはがれそうだとか、甲が破れたりとかそんなになってない。

中敷きだって、親指の部分などがボロボロになってたりしていない。

白いアディダスのスニーカーだから汚れは目立つ。

でも女子校の靴と言われても疑わないレベル。

収集癖のあるヘンタイさんだって間違えるかもしれない。

だのに、なぜこれを買い換えたのか。。。

「買ったのは確か去年の秋だったか」

そう言う奥さんの記憶が正しければ、まだそんなに経過していない。

ただ持って帰ってきたことはない。

ずっと学校に置きっぱなし。

長期休みでも持ち帰ったり、洗ったりしたことはない。

この校内履きとの出会いは今回はじめましてなのだ。

深まるナゾ。

「あれ、これ名前書いてないじゃん。ホントに君のなの?」

苦し紛れに誰かのを持ってきてこの場を乗り切ろうとしたんじゃないか。

そんな疑問が湧いた。

同学年で200人も同じ靴を履いている。

ましてやほかの学年の生徒もいるワケだ。

名前を書かなきゃ履き違えるだろう。

そこはそこ、学校仕様のアディダス。

ベロ部分に名前欄がしっかりある。

そこが空欄のまま。

「え?書いてなかった?おかしいなぁ」

ベロを裏返して自分で確認する。

「本当に君のなの?」

おじさんがそう繰り返すと名前ペンでそこに名前を書きだした。

この場の為に借りてきた他人の靴に名前は書けないだろう。

ただ単に書き忘れていただけなんだろうか。

「どうして買い替えたの?コレまだまだイケるじゃん」

「先がダメになったから」

確かにつま先の部分の縫い糸が少し切れてる。

でもこれがこの靴に買い替えを促すようなダメージではない。

こんなのを買い替えるなんてビル・ゲイツかよ。

グリム童話の靴屋に怒られるぞ。

そもそも本人の今の通学用の革靴はどうよ。

中敷きはボロボロ、かかとは大きく擦り減ってる。

トントンやって履くもんだから、つま先だって傷んでる。

それを平気で履き続けるやつが、こんなわずかなつま先の痛みで買い替えをするか?

否!

「怒らないから本当の事を言いなよ、怒らないから」

内容によっては怒るんだけど、でもそうやって言う。

そうやって言えば白状するかもしれないからだ。

するとモゴモゴしだした。

「小さくなったから」

小さくなったっていうなら、それはしょうがない。

成長してるんだろ。

でも君はさっき「つま先がダメになった」って言ってたじゃん。

今はじめて聞いたよ、小さくなったなんて。

場当たり的な言い訳に深まる疑問。

「では明日、新しく買ったのを持って来なさい」

「これは学校に持って行って継続して履きなさい」

「これがダメになったら新しいのを」

それだけ話してこの日は終わった。

続きは明日。

たぶん。

それでは今日も水分補給、特に麦の水分を補給してパワーマックス。

では!