釣りの志向

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

今朝はホンワカしたいい陽気。

釣りに出た人は恵まれましたね。

さて。

釣りと言えば息子。

もうね、キチガイですよキチガイ。

朝起きて、テレビの前に座るとYouTubeですよ。

釣りのチャンネル。

昨夜、また火が付いた大物釣り。

釣りをするためだけに生まれてきた男「高橋哲也氏」の番組をまた視聴しだした。

ウチの奥さんはウンザリ。

「たまには違うのみようよ~」

そんな彼女だが、でも門前のナントカで洗脳されつつある。

これがなかなか面白い。

おじさんの現役時代からやってるけどまだやってるよ

視ながら自分をオーバーラップさせてるんだろう。

番組が終わった後、どこへ行ったのかと思ったら自分の竿を持って戻ってきた。

自分の竿、っていうのは、この前買い与えた大物ロッドの方ね。

「ママ、先っちょ持って」

そう言って母親に穂先を捕まえさせ、グイグイと竿を曲げ始めた。

寝巻姿で歯ブラシをくわえ、さっきYouTubeでみた高橋氏の真似をする。

まるで小学生、しかも低学年の男児のような行動。

この春に高校生になるであろう、そんな息子に苦笑いだ。

こうしてひとしきり暴れたあと、寝床に入っていった。

こうしてみると、彼の釣りに対する思考・嗜好はストレートだ。

いくつかに大別できるものの、根底にあるのは「食」だ。

繊細な釣り、テクニカルな釣り、そして大物釣り。

未知の世界を探る釣り、マイナーな釣り、など。

好むジャンルはいくつもあるが、それらに共通してあるのは「食」なのだ。

いくら大物といえど、食べて美味しくないような魚に興味なし。

いくら水深800mといえど、それは同じ。

だから巨大なクエや深いところのアコウダイを狙いたがる。

そのくせ近海における繊細で技巧的なフグ釣りカワハギ釣りも好む。

矛盾というか相反というか、両極のこれら。

でも「なるほどな」と思ってる。

誰かさんに似て食べるのが大好き。

というか自分の時間の中心軸なんだな。

血は争えない。

それでは今日も美味しく暮らそうぜ。

では!