老人とスマホ

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

今朝はうっすら曇ってる。

降るような雰囲気は、無い。

さて。

昨日、一昨日となんか慌ただしかった。

それもそのはず。

自宅と母の家の往復をしたからだ。

それも一日に何度も。

朝早くから。

一昨日、母のスマホを新しいものに変更した。

機種変更。

でも年寄りだからこれが問題よ。

メーカーを同じものにしてスムースな移行を目指した。

でもダメなんだな。

なんなら着信音が変わっただけでもダメ。

昨日なんか音信不通になってしまった。

慌てたおじさんは母の家に急行。

合鍵を持って、いざとなったら踏み込む勢いで。

暑さでコロっと逝ったんではないかと思った。

オートロックのボタンを押す。

しばらくして弱弱しい声が聞こえ、自動ドアが開いた。

ドアを開けた母の顔は憔悴していた。

部屋に入って話を聞く。

「どうやってもスマホが動かない」

そんなことあるかいな。

昨日、移行して設定しなおしたじゃないか。

そもそも着信さえ受け付けないってどういうことよ。

スマホを取り上げ、画面を開く。

まず機内モードになってた。

こりゃイカンわ。

コッチの電話さえ受け付けないわ。

そして暗証番号を入力するロック画面。

「このPINっていうのがわからないのよ」

「あなたの電話番号入れようとしても…」

そらそうだ。

暗証番号入力画面におれの電話番号入れたって。

そもそもそんなデカい桁数は入らないだろ。

やったこともないけど。

ま、最初の入り口に暗証番号入力画面なんかにしといたコッチが悪い。

素っ裸の状態にして渡した。

老人にスマホはなかなか手ごわい。

中にはスイスイとこなす老人も多いだろうが。

でもウチの母には厳しい。

LINEで大量のスタンプ送ってくるけどね。

どこで手に入れたのか。

でもこういう設定系の操作はできない。

「前の方がよかったな」

そうなるよな。

それでは今日も元気にスキップスワイプ。

では!