皮膚科は軍医さん

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

今朝もいいお天気。

「は?いいお天気?クソが!」

雨合羽製造業者さんの声が聞こえてきました。

幻聴か。

さて。

先日、皮膚科に行ってきました。

先月だったか「右手の指がヘン」と書いたアレです。

聡明な読者さんなら覚えておられるでしょう。

その件です。

この夏、右手の中指に違和感を抱えたまま過ごした。

きっかけは8月上旬の遠征釣りの時。

深夜に出航し、船で寝て、起きたらポイントに到着。

黒潮がマトモにぶつかるようなところだから風波がキツい。

でもそんなところにゆえに魚影は濃いのだ。

おじさんは釣り半分撮影半分。

そんなハーフ&ハーフの船上。

だから注意散漫になっていたのか魚のヒレを指に刺してしまう。

ウメイロという魚で、特に毒をもつような魚じゃない。

食べるとメチャンコ旨いお魚だ。

夢中になって釣ってるウチに刺してしまった。

特に大出血することもなく釣りは続行。

ヒレに刺すなんてことはよくある事だし驚きもしない。

そのまま釣りは終了し、船室内のベッドで爆睡。

気が付いたら本土に到着してた。

帰宅してしばらくはそんな指の事なんて忘れてた。

でも何かの拍子に痛みが走る。

触れると痛い。

まぁ一瞬で治るワケもないからそのうち治るだろうくらいに思ってた。

たかが魚のトゲだ。

そう思いながら2か月半が経過。

治ることは無かった。

どころかどんどん患部がが膨らんできた。

そしてついに病院に行くことを決意した。

病院嫌いのおじさんが、だ。

初めて訪問した病院。

皮膚科なんて受診したことなかった。

すぐ日焼けで真っ赤になるくらいで、皮膚は丈夫な方だと思ってる。

だから皮膚科に縁が無かった。

果たしてヘンな先生だった。

おじさんの話を聞くことはなかった。

椅子に座らされ、右手中指が…と言っただけ。

「どれ、見せて」

右手を掴んでいきなり指を掴んだ次の瞬間。

「ピンク針!」

看護婦さんにそう言って注射針を受け取った。

素早くカバーを外した次の瞬間、おじさんの患部に直接刺しやがった。

「なにしやがるこのクソじじい!」

と思ったけど言えなかった。

言うには展開が早すぎた。

おじさんが、右手中指が…と言ってから刺されるまで10秒くらい。

ロシアの軍医だってもっと優しくしてくれるぞ。

それともこの病院は魚のトゲを刺す同じ症状の患者ばかりだというのか。

なんかできてるらしい。

この軍医さんは忙しいらしく、再来週に切り取ることになった。

「手術」とか言ってたけど、こんなもん一瞬で終わるだろう。

でも手術前の採血までされたんだけど。

こんなとこだけ丁寧なんだな。

でもまぁ言われるがままにするしかない。

この痛みが無くなればいい。

それでは今日もヒレのトゲに注意して行こうぜ。

では!