ロスの思い出

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

一転して今朝はいいお天気。

なんか目まぐるしく変わるね。

まさに秋の空。

さて。

パレード凄かったですな。

ロスの街角が人で埋め尽くされていた。

ゴミが人のようだった。

しかし街並みも大きく変わっていたな。

見たことない建物ばかりだった。

懐かしかった。

でもパレード用に車線規制してるからか、知らない街の様に見えた。

もうかれこれ35年くらい前になるのか。

正確には覚えてないな。

日本を離れ、一番最初に到着したのがこのロスだった。

中学一年生の頃に英語の個人レッスンを受けていた。

その先生がロス帰りだったから、いつも話を聞かされていた。

だから初めての到着でも、理由はないけど馴染みを感じた。

ロスの空港は「LAX」の愛称で呼ばれてる。

大統領のデカデカとした写真でお迎えしてくれる。

(今は無いらしい…)

何度か利用したけど、誰だったか思い出せない。

宿泊地はダウンタウンの方ではなく、いつも決まってた。

LAXから東へいったところのイングルウッド。

なんでこんなところ?

今でも疑問。

便利でもないし、観光地でもない。

お世辞にも治安が良いとは言えない。

でもなぜか毎回毎回イングルウッドに投宿した。

その中ですごく印象に残っているホテルがある。

「Cockatoo Inn」という名前のホテルだ。

たった数日だけしか泊まらなかった。

でも強い思い出があるホテル。

アメリカのホテルの中で一番印象に残っているホテル。

どれだけ連泊したホテルでもここには敵わない。

後に知ったことがある。

このホテルは地元マフィアが建てたらしい。

でも各界の著名人などが宿泊することで超有名だったそうな。

でもおじさんが泊まってた時は寂さびれてた。

ロビーは薄暗いし、カーペットもいたるところが剥げてた。

部屋はカビ臭くてテレビもポンコツすぎた。

安かったのも納得。

まぁでもそこそこ奮発して泊まった記憶がある。

アメリカを回ってもう一度LAに戻って来て、最後の宿泊だったから。

その数日間は付近をブラブラ。

朝はいつも1階のバー兼レストランでベーコンエッグを食べた。

メチャクチャ美味しかったから覚えてる。

静かで薄暗く湿ったような店内でいつも一人で食べた。

お客は誰もいなくて、店員も居なかった。

帰国してナン十年か経って、映画を観てた。

そしたらこのレストランが舞台になってるじゃないの。

「ジャッキーブラウン」

驚いたのナンのって。

しかもちょうど座った辺りがそのシーンだった。

急いで「思い出BOX」をひっくり返したら出てきた。

このホテルの紙マッチ。

青くてオウムのマークが入ってた。

あとは歩いてサンタモニカに行こうとして挫折したこともあった。

疲れてヒッチハイクしたらオカマに手を出された。

黄色いトヨタのターセル。

貴様はまだ髭を生やしてるのか?

エロビデオ屋に入ったのもこの街。

昼間、広い店内に数人がエロビデオ鑑賞してた。

そのほかもっともっと思い出のある街。

生きてるうちにまた行きたい。

ニューヨークなんかよりよっぽど好きだ。

この映画を知ったのはナン十年か後。

でもこの曲を聞くと記憶が遡る。

当時を思い出して何とも言えない気持ちになる。

それでは今日もセンチメンタルにいこうぜ。

では!