寒がりスイッチが入った日

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

今朝はまぁアレだ、とりあえず寒い。

昔は長袖なんか着なかったのに。

さて。

そう、昔は長袖なんか着なかった。

袖が邪魔。

カッコ悪い。

いろんな理由があった。

そりゃ真冬の雪がチラつくようなときは袖に腕を通したさ。

でも少々の寒さなんか、ね。

ファッションとは見栄とやせ我慢なのである。

と、ファッションに無頓着なおじさんが言ってみる。

とにかく最近、寒がりになった。

年齢と共に徐々に、ではなく。

突然スイッチが入ったように寒がりになった。

おじさん家族の中で有名な事件があってからそうなったのだ。

去年の冬のこと。

息子と釣りに行った。

真冬にブリブリと丸く太った真サバを釣りに行った。

真冬の外房は荒れ狂う。

そもそもうねりの大きな海域だ。

うねりの狭間で僚船が見えなくなるほどだ。

こんな感じ。

おじさん、三半規管が無いので船酔いはしない。

でも昔、一度だけ船酔いしたのが鴨川沖だった。

その時は「あ、沈没する…」と思った。

そして船上でマグロ状態になった。

で、昨年もこんな状況だった。

しかも雨が降っていた。

真冬の雨はこたえる。

さらに、だ。

ここが重要。

おじさんは防水雨具を車の中に忘れて出船してしまったのだ。

上着は防寒シャツとフリースだけ。

当然雨はしみ込みしみ込む。

和久井映見のシャンプーのCMのようみしみ込んだ。

荒れ狂う外房の暗い海。

容赦なくおじさんに襲い掛かる波しぶきと真冬の雨。

途中、耐えがたくなって船室に避難しようかと思った。

でも耐えた。

耐えながら釣りを続けた。

断続的にだけど。

無事、帰港。

港で待っていた奥さんが驚いていた。

そんな事件があってから。

それを機に急に寒がりになった。

いま、ベストを着ながらこれを書いている。

それでは今日もしっかり防寒していこうぜ。

では!