雪と国

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

今朝も快晴。

寒い朝でした。

さて。

北国で寒波による被害が出ている様子。

農作物のダメージもさることながら、純粋に雪そのものによる被害も。

「雪下ろしが大変」ですと。

なるほど。

雪かきしてもしても、あとから降り積もる雪。

降り積もる雪、雪、雪、また雪よぉ~♪

新沼謙治もビックリするほど降っているらしい。

ウチの奥さんは雪国出身。

聞くと、この雪かきってのが実に厄介らしい。

せっかく雪かきしても、後ろを振り返るともう積もってるそうな。

それでもまた雪かきをする。

「引っ越せば?」

昔、そう言ったことがある。

軽く怒られたような気がする。

「都会の人間に米を食わさないぞ」

「果物とか食べられなくなってもいいのか」

実家が農家でもないのに、雪国の生産者を代表するかのような発言だった。

そう思ったけど、でも黙って聞いた。

まぁ確かに彼らが土地を放棄したらお米は食べられない。

と、パン食のおじさんでもそう思った。

それでも引っ越さない。

やはり土地への愛着と言うか、魂と言うか、そういうのがあるらしい。

実際、奥さんの実家も先祖代々ずっとそこに住んでいる旧家だ。

コロコロと住み家を替えてきたおじさん一族とは対照的だ。

そういう一家で育ったからおじさんも転居に全く抵抗が無い。

海外で暮らしていた時も不自由を感じた事が無い。

ホームシックにもなったことが無い。

どこがホームかわからんからな。

なるワケないわな。

地元ってのがどこかもわからん。

だから地元の友達ってのも居ない。

その土地への愛着があるとそうじゃない。

それはおじさんが考えるよりはるかに大きなものなんだろう。

それは雪かき以上の何か大きなもの。

国、とはそういうものなのかもしれない。

と、わかったような事を思ったりする。

それでは今日も笑顔で雪かきしようぜ。

では!