おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。
妙に暖かい。
これは天変地異の前兆。
さて。
今の息子の学校では海外留学制度なるものがある。
期間や行先は数種類のメニューが用意されてる。
私立学校ではよくある制度だし、目新しくも無い。
学生集めのつまらんチラシのようなモンだ。
息子のクラスでもこの前から出発し、いくつか空席になっているそうな。
おじ「君も行きたかった?」
息子「いや、別に」
エリカ様のような返事だった。
おじさんは息子の学校のしくみとか、割と懐疑的な目で見てきた。
賛同できない内容がいくつもあった。
クラス分けとか行事の時期とか。
特にこの留学制度はどうよ。
そう思ってた。
一理ある。
英語にさらなる関心を持つようになって、国際的な思考などを云々。
それは否定しない。
そらそうだろ。
多感な中高生が海外に行けば、そりゃそうなるさ。
アマゾン留学でもすれば帰国後に「ぼく!生物学者になりたい!」とか言い出すだろうよ。
英語に敏感になれば英語の点数も上がるだろうよ。
でもおじさんは中高生の留学不要論者なのだ。
それには二つの理由がある。
まず、うらやましいからだ。
おじさんは中高生の時、留学なんてしてない。
だからそんな理由を強引に持ち出して自分のキモチを保とうとしてるのだ。
相手を否定しないと自我が崩壊するのだ。
ま、当時したいとも思わなかったけどね。
第二に勉強に対する疑問だ。
この時期の留学について不思議に思ってることがある。
そこも賛成できない理由のひとつ。
例えば今、息子がイギリス留学に行っていたとする。
むこうの学校で授業を受けるんだろう。
数学でいえば、指数関数や対数関数をやっているタイミングか。
そんなのを英語で教わって理解できるのか??
複素数平面とか絶対無理だろ。
いやいや、そういう授業はやらんのよ。
そういう意見があるんだろう。
ではどんな授業を受けるのか。
(時差を無視して)同じタイミングで日本の生徒はやってるんだぜ?
彼らはどうするの??
宿舎に戻ってから自習?
同行した東大卒添乗員さんによる別授業でもあるの??
そもそも反対論者だからそういうのを学校に聞いてみるという事をしない。
反対ありきで頭が硬直しているのだ。
ただ、これについてひとつの解答がある。
帰国した彼らの成績だ。
実に成績優秀なのだ。
たぶんどの学校でもそうだろうと想像してる。
そもそも成績優秀者が行っている、というのもある。
でも帰国後にガタ落ちしてるかというとそうじゃない。
ただね、進路が違ってることが気になる。
必ずではないけど文系に偏ってる気がする。
やっぱり理系を突き進むんだったらこの時期に算数に対する深い理解が必要。
深ーい理解。
数学の神髄。
テストの点数だけじゃない数学の宇宙的な理解。
そこ大事。
おじさんはそう思ってる。
英語の授業でそんなの理解できるのかって話。
だから留学不要論者なのだ。
言語の習得だけだったら大人になってからで十分。
そもそも中高生の時に1年留学したって発音さえも怪しいんだ。
でも留学したかったなぁ。
今になってちょっと残念に思う。
それでは今日もハッピーライフを。
では!