おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。
雨じゃないの雨。
増水してるかどうか、見に行ってみませんか?
さて。
鉄緑会という予備校、塾をご存じでしょうか。
このブログで数回くらいその名を出しました。
東大専門塾として有名です。
自身のHPでも東京大学受験指導の名門と自らコピーを書くくらい。
まぁその自信のほどがうかがえる。
自分で「名門」とか書くかぁ?
でもまぁ合格者の半分は鉄緑会出身とも言われてるし。
東大は鉄緑会の同窓会、的な話も。
もちろんおじさんも昔から知ってた。
でも一番は息子の中学入学前の説明会とか入学式の時。
校門前でいくつもの塾や予備校が入港案内を配ってる時。
それが印象が衝撃だった。
鉄緑会も資料配布してた。
「合格おめでとう!次は東大!」
中学に入ったばかりだぜ?
いままでヒーコラしてきた子供なんだ。
少し休ませてやってもいいだろ?
いやいやとんでもない。
東大を目指すご家庭はそんな悠長なことを考えてないのだ。
事実、この資料を手に中一から入塾した者が何人も居た。
ウチは関係ないや。
そう思ってスルーした。
「関係ないや」
そう思ってたのは我々両親だけだったらしい。
決して喜ぶことなく紆余曲折あって入学した中学校。
それでも通い始めたら楽しそう。
電車通学にも慣れてきた。
そんな始まって間もないころ、最初の保護者面談があった。
息子の担任と初めて顔を合わせた。
生徒は多い。
制限時間は限られている。
先生は数十秒も経たないうちに切り出した。
息子がお世話になってます…。
着席前のそんなお決まりの挨拶の直後。
椅子の感触がまだ掴めていないタイミング。
「えーと、〇〇君は第一志望は理Ⅲですね」
は??
夫婦そろって目が点になった。
いつからウチの息子の第一志望が東大になったんだ??
家でそんな話を聞いたこともないのに。
「いや先生、それは冗談を言ったんだと思いますよワハハ」
そんなこと言うのが精いっぱいだった。
ところが。
保護者面談の前に、生徒とはプレ面談みたいなことが行われていた。
そこで志望校の話があったらしい。
「まだ決めてない」という生徒が多いのは当たり前だ。
進路さえわからない生徒も多いだろう。
でも進路を小学生の頃から決めていた息子。
志望校もスッと出てきたのだろう。
まぁなんと恥知らずな。
苦々しい思いで初回の保護者面談を終えた思い出がある。
親に恥をかかせやがって。
その後、数年経って今では高校2年生。
もちろん志望校も決まっている。
数年前からそこに行くと決めていた。
今はちょっと別の学校にも興味を示しているようだけど。
でも今でもヘンなところがある。
理Ⅲ志望の生徒に対する異常なまでの敵対心だ。
彼らの成績、得点に執着している。
もしかしたら屈辱の中学受験の失敗を今でも思っているのか。
憎念の炎は未だ消えないのか。
ま、消えないだろな。
半世紀経っても君の父親がそうなんだから。
似た者親子。
君も半世紀引きずる。
断言してもいい。
絶対に、だ。
「鉄緑会に入りたい」
そう自分から言い出した。
そして入塾試験を受けた。
親には言わないけど、やっぱりなんかあるんだな。
それでは今日も心静かに過ごそうぜ。
では!