ライバル心

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

今朝も**暑い!

たいやきくんの気持ちが少しわかる。

さて。

息子君、最近ちょっと変わってきました。

やたらと対抗心を表面に出すようになってきたんです。

◇◇君は**点で、〇〇君は**点だった、とか。

アイツに勝った、とか。

もともとそういったところはあった。

そこらへんがボンヤリしている子ではなかった。

でも最近、特にそいうった点が顕著に感じられる。

で、聞いてみた。

「誰かと対決でもしてるの?」

どうもそういったのが流行って?いるそうな。

ゲーム感覚で点数勝負みたいな行為が。

まぁそうやって競い合うのはいいかな。

お互いが自動的に勉強するだろ。

そう思ってた。

ところが弊害が出てきた。

最近、なりを潜めてたアレ、だ。

前回の駿台模試の数学で失点した。

別の解答でもおそらく減点されるであろう部分が見つかった。

満点を狙っていた本人にとって、まずこの時点で心中穏やかでなくなってる。

ところが、とある生徒はそこを正解してた。

ライバル視している生徒。

それが息子君、どうしても我慢ならなかった様子。

最終的な数学の点数は息子君の方が上回ってた。

でもその問題を彼が正解したことに我慢ができないらしい。

先日、帰宅後にその模試の振り返りをした。

彼の顔は怒りともつかない、最近見たこと無いような表情だった。

小学生の頃、こんなことは日常だった。

できない事があると癇癪を起す。

頭や顔を自分で殴り、太ももを叩いてうなり声を上げてた。

髪の毛をむしり取って、物に八つ当たりしてた。

ASD児にあるあるだ。

自閉スペクトラム症の二次障害の典型的な症状。

自殺願望を伴わない自傷行為。

それを親がなんとかセーブしてきた。

そして中学生となり、その傾向は急速におさまっていった。

中学生になってからは、もう専門医にはかかってない。

それらASD的症状が急速に落ち着いてきたからだ。

たまに「発動」してくることはあっても以前に比べてマイルド。

成長と共に薄らぐ傾向にある、というネットの専門医の情報を信じた。

ところが、だ。

人間の基本的性質というのはそうそう変わったりしない。

彼の中の悪魔は深く静かに沈黙していただけだった。

「これ正答できるのは少数だよ」

「合計点で勝ったならいいじゃん」

「だって彼はすでにA判定出るような人物だぜ?」

様々な言葉で息子君をなだめるおじさん。

この涙ぐましい努力は沢村賞。

「そういえば、あの船でデカい上がったらしいよ」

「そろそろ予約入れてみる?」

釣りの話にズラしたり。

もうね、大変。

勉強で競い合うってどうなのよ。

こんなになるんだったらいいや。

他の保護者さんからも同じような事を聞いた。

「家で前の席の子の成績をずっと言ってる」

「ライバル心からクラス内で会話ができない」

なんだかなー、って思っちゃう。

聞くところによると、どうも息子君の学年がヘンらしい。

先生方の説明だと、この学年は非常に興味深いそうな。

前後の年度とまるで違う、と。

近年珍しいくらい特徴的な生徒が集まってるらしい。

そんなヤバい生徒が偶然集まってしまったのか。

偶然とは恐ろしい。

大丈夫かな。。。

それでは今日もエナドリ飲んで頑張ろうぜ。

では!