おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。
今朝も暑い。
台風一過。
さて。
教育、お受験ブログなのでこのニュースは取り上げないと。
いつからそんなブログになったんだ、というツッコミは無し。
ちょっと引用してみます。
いつものYahooo!ニュースから。
*****
大手予備校の駿台は1日、来年度から大学の
合格者実績を発表しないと明らかにしました。
他の予備校の合格者数と合わせると
実際の合格者の数とかけ離れている
現状があるのだといいます。
*****
大学受験が終わって駿台が集計する。
自校の生徒はどこに合格したのかな?
ああ、この子はあそこも合格したのか。
あら、こっちの子は全部合格か、凄い。
そうやって集計するとおかしなことになる。
こんなのは有名なお話だからここで書く必要もない。
でもまぁ一応。
わかりやすく東大を例に。
駿台予備校生のAちゃん、B君、C君。
めでたい事に全員が東大に合格した。
アカモンヒラク
ここで東大合格「3」が計上される。
でもAちゃんは慶應医学部にも合格してた。
やはり女子御三家は医学部志望者が多かった。
ソッチ行っちゃった。
東大進学者は「2」となる。
駿台予備校としての合格実績は「3」。
問題はここにある。
同時に河合も東進も同じような事が起きる。
合格者の数はグッと増える。
グッと増えるどころかドーンと増える。
毎年ザックリ3000人が東大生になる。
でもこうして各予備校の合格者数を足すと、この数倍に膨れ上がる。
駿台予備校が今回発表したのはここ。
この数字に何の意味があろうか、という事らしい。
ま、そうだろな。
今更かよ、って話だ。
こんなのは加熱する受験戦争では当たり前の話。
息子君が中学受験の時だってそうだった。
彼の合格実績はなんと4校にカウントされた。
母校の四谷大塚はもちろん、早稲アカ、SAPIXなど。
早稲アカ、SAPIXなんて通ってないんだぜ?
ただの一度も授業料なんて払ってないんだよ?
それでもカウントされる。
一度、試験を受けたら特待生登録されただけ。
無料だからと言われ、登録だけした。
この時点で四谷大塚と早稲アカ、SAPIXを事実上掛け持ちしたことに。
以来、テキストが無料で送付されて、既成事実が生まれる。
受験のための飛行機代ホテル代、一切を肩代わりしてくれた。
親も含めてなんて、サービス良かった。
これでカウント「4」。
一人の受験生で4カウントされてしまう。
各塾はそこまでして合格実績を作り出したいのだ。
特に東大と直結している大学受験予備校は真剣。
在籍だけ、という学生がゴマンといる。
ウチの息子君でさえ東進に登録しかかったと前に書いたかな。
結果、しなかったけど。
ま、それも当たり前の話。
世間は「東大」の二文字で様々なものを判断するんだ。
あの人、東大。
へーあの人は東大中退したんだー。
あの学校、今年は東大に30人入ったんだって。
それと同じ。
あの予備校、また今年も東大合格実績一番らしいよ。
週刊誌は各学校の東大合格者数を記事にする。
親も各学校の実績をみて我が子をそこへ入れたがる。
この世の中は東大至上主義。
異論はないハズ。
東大合格というパワーワードに誰もが我を失う。
各予備校は駿台に足並みをそろえるのだろうか。
東大合格実績を発表しなくなった駿台が敬遠されるのか。
非常に興味深い。
この件は今後もウォッチしていきたいと思う。
それでは今日も蛍の光というか直射日光でやっていこうぜ。
では!