鉄緑会の校内模試

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

今朝も暑い。

朝からこんな。

では日中は?

さて。

夏期講習中の息子君。

昨夜もグッタリして帰宅。

「おかえり」

「あ~疲れた~」

「ただいま、は?」

「・・・・ただいま・・・ムスッ」

これの繰り返し。

お腹は空いてるし暑いし。

まぁこうなるわな。

勉強机に向かい、プリント類の整理を始める。

で、次の日の準備を。

「辞書なんか持って行くの?」

「うん」

「電子辞書のほうが軽いでしょ」

「メンドクサイし」

「は?」

こんな真夏のクソ暑いときにクソ重たい辞書を持ち歩く。

頭オカシイ。

電子辞書なんか使わないオレ。

それがカッコイイとでも思ってるのか。

知らんが。

「塾の雰囲気はどうなの?」

「普通だよ」

「試験前でピリピリしてるんじゃないの?」

「してないよ」

そう鉄緑会はいま、夏の校内模試を控えているタイミングなのだ。

この春から入った息子君は初めての経験。

まずはいったいどんなものか、小手調べといったところ。

俗に言われるのが「偏差値50で上出来」というもの。

あらためて書くと鉄緑会ってヘンな塾だ。

浪人生は受け入れない。

都内の中高一貫校に通学する生徒のみ。

それも学校の指定がある。

なんとも失礼でいやらしい。

もちろん指定外でも入塾テストをパスすればよろしい。

でも指定外の学校は少数派。

指定外とはいってもその直下に位置するような学校。

そんな生徒が集まってる。

彼らは東大に現役入学を目指してガリ勉してる。

冷静に考えるとなんともキモチワルイ塾だ。

そんな集団で校内模試を行う。

結果によってクラス分けがなされる。

初めてだからまだよくわからない。

噂では「天才クラス」と「一般人クラス」に振り分けられるらしい。

この「天才クラス」(勝手にそう呼ぶけど)に入りたいとみんなが思ってる。

そらそうだ。

東大の理Ⅲ合格者の約60%はこのクラスの出身者。

多少の前後はあっても毎年こんなもんらしい。

中には鉄緑会でも一度失敗し、浪人を経て入った「元鉄緑会」生も居るだろう。

理Ⅲは鉄緑会の同窓会の会場でもあるのだ。

ちなみに理Ⅲの現役率はおおむね約75%らしい。

話を戻す。

で、この校内模試。

息子君は特にピリピリしてるってワケじゃない。

そもそも東大を目指さないのに在籍しているからね。

ただ、自分の楽しみのために入塾した。

自分から率先して入った。

学校の担任が「過剰」と言って制止しても通っている。

算数で負けたくない。

この一点のみ。

この夏の校内模試は英語と数学だけ。

負担は少ない。

でも実際の入試ではうまくいかない。

それはわかってる。

社会とか国語でコテンパンにやられるんだ。

せいぜい算数だけでも頑張らないとね。

ただ世の中は広い。

とんでもない怪物君が居る。

あの学校にバケモノが居るのはわかってる。

自信喪失から「やっぱ辞めるわ」になるのかな?

それはそれで尊重するけど。

ま、とにかくやってみなさい、と。

それでは今日も加齢臭に気を付けていこうぜ。

では!