ガンバレ高校球児たち

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

今朝も暑い。

なんとか昨日は生き残ったけど、今日はどうかな。

さて。

なんか高校野球が盛り上がってるらしいね。

手の無い選手が頑張ってるらしい。

野球なんかできるんか?

そう思ったけど、ニュース映像みて驚いた。

手のある方と無い方でグラブを入れ替えて返球してた。

それがなんとスムースなことか。

訓練するとこんなことができるようになるのか。

「スゲー」

思わず声が出たわ。

彼はバッティングも上手い。

しっかり打つってんだからこれまた驚きよ。

将来はプロ野球選手になりたいんだとか。

こういうのに弱いオトナが多いからね。

応援したくなるんだろね。

不謹慎かもしれないが。

こんな事を思ったのよ。

「脚の無い選手はどうなるのか」

手が無いよかインパクトが大。

一気に世間の耳目はソッチへ。

手の無い選手は忘れ去られてしまう。

で、その脚の無い選手は義足。

パラリンピックみたいなビヨンビヨンした義足。

一塁までの走塁はメッチャ早い。

全部セーフ。

踏ん張りがきかないから打つ方はイマイチ。

でもバントで勝負。

当てて前に転がしたら確実にセーフ。

ここ一番の代走での起用もある。

バネ効果で盗塁を決めまくる。

パラリンピックの100m走の記録は11秒を切ってるんだ。

義足の技術はますますの進化を遂げているのだ。

高校野球的に規制はあるのだろうか。

たぶん無いと思う。

そのうち義足の選手もニュースにならなくなる。

世間の熱は冷めやすい。

「どうせセーフだろ」

こうなると早い。

そこへ次の選手が爆誕。

盲目の高校球児。

そんな見出しがデカデカと。

生まれつき盲目の障害を持ってた。

でも一生懸命練習して、なんとか甲子園までやってきた。

前年、父は交通事故死してた。

もう世間は涙よ。

彼は打席に立つと、飛んでくる球の気配を察知。

ボール、ストライクの判断はもちろん、球種まで判別する。

「あ、これはスライダー」

目以外の感覚が鋭いのだ。

空気の振動を感じとり、そしてスイング。

打球は応援団の待つスタンドへ。

こうなると手が無いというのは、もはや普通に思われる。

毛が無いと同レベル。

せいぜいハゲ程度の扱いになってしまう。

世間は冷たいのだ。

時代は盲目の高校球児なのだ。

義足球児もどこへやら。

ところが数年後、もっと凄い選手が甲子園の打席に立った。

手足が無い、盲目、それをも上回るモンスター級の選手が。

それでは今日も来年に向けて練習していこうぜ。

では!