小さくて悪かったな

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

今朝は曇ってる。

というか、ポチっとしたな、さっき。

さて。

ちょっと小さいおじさんのブログ。

ここのタイトルである。

玄関先にこう書いてあるんだから、書き手は小さい。

表札に山田と掲げられていたら、住人は山田さんだ。

九分九厘な。

「ちょっと」と付け足されているのは自分で考えたから。

自分で言う分にはさほど気にならない。

自虐という、読めるけど突然言われると書けない漢字。

「めっちゃ」と書くにはプライドが邪魔をする。

自分で言うのはいい。

でも人に言われると心中平穏で無くなる。

確かに小さい。

世間的にも小さいと思われている。

「170㎝以下に人権ナシ」

つい最近はそんな言葉も話題になった。

170㎝?

は?

169㎝にも人権無いんだったら自分は…。

はるかに及ばない。

ちょっと小さいどころではない。

だから小さいと言われても反論する余地はない。

もちろん反論なんかしない。

他人にそう言われても、もはや言われるがまま。

人間サンドバッグだ。

そう言われてもノーダメージ。

もう慣れている。

この世に生を受けた時から小さかったんだ。

生まれた直後、たぶんお医者さんと看護婦さんは言ったろう。

「あ、ちっさ」

わかってたハズなのに口をついたと思う。

保育器に直行だ。

以来、ずっと小さい小さいと言われ続けた。

小学校に入って、整列ではいつも一番前だった。

一度だって手を前に伸ばして整列したことが無い。

整列、それは片手を腰に当てて「くの字」にさせることだ。

おそらくこのポーズでは一番経験豊富になった。

それは中学に入ってもそうだった。

整列の序列は変わらなかった。

当時、気になる女の子が居た。

かなりの美形で学校中でも人気だった。

文集で好きな男子のタイプを書いていた。

そこには「背の高い人」と書いてあった。

それを読んでしまった。

読まなければ良かったと後悔した。

以来、ずっと「小さい」がおじさんを形容する言葉になった。

常につきまとった。

社会人になっても背が大きくなることはなかった。

「●●さんいらっしゃいますか?」

「あそこです、あ、小さいから見えないかワハハハ」

聞こえてるから。

そういうのは特に聞こえるんだよ。

ちょっと前、ウチの奥さんに言われた。

「ちっっさ」

小さいツが重なるほど。

こうして外も中も小さい人間が造り上げられた。

恨むぜ母ちゃん。

それでは今日もガブガブ牛乳飲んでいこうぜ。

では!