パスポート

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

今朝は晴れました。

微妙な晴れ、のような気がします。

さて。

パスポートの更新申請がオンラインでできるようになったそうな。

今朝のニュースで読みました。

これは朗報ですね。

運転免許もだけど、パスポートの更新も面倒。

窓口には大量の人間が集まり、イモ洗い状態。

費用はまぁしゃーないとしても、時間が、ね。

こんなののために約半日を潰す。

それが電子申請ですか。

今までの時間を返して欲い。

今の人はホンと恵まれているな。

おじさん、パスポートには思い出が。

初代はちょっと色々あった。

ブラジルで。

ここでは省略。

また機会があれば書きます。

二冊目は増補。

出入国のスタンプを押すページが無くなった。

で、空のページを巻末に増やしてもらった。

国によってはビザがスタンプじゃなくて申請用紙貼り付け式だったり。

そんなんで分厚くなってるのにさらに増補で厚くなる。

しかもしつこくパラパラめくられて通過に時間がかかりすぎる。

色々な意味で実に使いにくいパスポートだった。

そもそも出入国のスタンプを査証欄の端から押してくれればいいのに。

いつもこれが不満だった。

杜撰な係員さんだと真ん中に近いところにバンと押しやがる。

中にはページを飛ばして押してくるのも居る。

紙がめくれなかったのか、嫌がらせなのか。

するとどんなことがあるか。

また次の国に行く。

事前にビザ申請をする。

スタンプ方式のビザは1ページ使うような大判のハンコだから押せなくなる事がある。

別のページの押すことになる。

隅っこに押してくれなかったせいで、いたずらにページが消費されていく。

増補、バンコクの日本大使館にバスに乗って行った。

2時間くらいバスに揺られたか。

わりとすぐやってくれた思い出。

帰りに焼きそば食べてまた2時間かけて帰ってきた。

今はスタンプしない国もあるけど、これから増えていくんですかね、廃止する国。

思い出になるんですけどね。

思い出すきっかけになると思うんだよね、出入国記録って。

押されてない国って忘れちゃう。

今のパスポート。

そんなに移動しなくなったので思い出も無い。

でもひとつだけ思い出が。

ドイツで。

フランクフルト。

独「パスポート出して」

お「はい」

独「コレ、なんで濡れてるの?」

お「え?濡れてる?」

独「ああ、濡れてるよ」

お「ケツのポケットに入れてたからかな」

おじさん、ポケットに役目を持たせているの。

パスポートと財布は絶対にズボンの右後ろ、と決めている。

小銭は右前だ。

その係員さん、めっちゃくちゃイヤな顔でおじさんのパスポートを指でつまんでよこした。

元同盟国とは思えない。

あの人も今頃ブログかなんかで書いてるかもしれない。

パスポートか。

もしかしたらそんなのも不要になる時代が来るかもしれない。

グラスを傾けながら査証欄をめくって思い出にひたる。

あそこの屋台美味しかったな。

あの横丁のおばちゃん元気かな。

アパートの管理人さんどうしてるだろ。

老人のひそかな愉しみ。

そんなこともできなくなる日は近いのかもしれない。

もうそんなに使わないかな、パスポート。

歳とって移動もしんどい。

でももう一度更新しとかなきゃいけないかもね。

三途の川を渡る用に。

それでは今日もなんとかしていきましょう。

では!