よそのウチの子の頭部でした

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

今朝は少し肌が冷たいような気がします。

死人のような肌の温度です。

さて。

昨日とんでもない事をしてしまいました。

自戒を込めてここに記録しておきます。

昨日、我々夫婦はおじさんの実家に行きました。

最近バタバタしてて行けてなかったので久々の訪問。

ついでに父のお墓参りをし、三人でランチを。

いつも母は「あなた達の好きなのを」とか言う。

でもそれが、我々の食べたいものを選べない、というの知っている。

母の好きそうなものを選択しないとならないのだ。

帰宅途中、小腹が空いたので途中下車。

残念なことになった追加ランチ。

ガッカリしながらまた電車に乗った。

電車の座席でいつの間にか寝てしまったおじさん。

要所要所で飲んでたし。

それに日ごろのストレスと疲れが出たのでしょう。

これは仕方のない事です。

ハッと目が覚めて下車しようとする。

すると横の奥さんに止められる。

「まだ〇〇駅だよ」

中腰になってたおじさんは座り直し、また寝た。

どのくらい経ったのだろうか。

たぶんその後、2~3駅が過ぎた頃だと思う。

おじさんは横に座っている息子の頭を撫でまわした。

そして自分に引き寄せた。

学校に居るはずの息子の頭をクシャクシャと。

撫でまわすだけでなく、グイと引き寄せた。

「ちょっと何やってるの!!」

そんな奥さんの声が聞こえたように記憶している。

ぼんやりと。

そう、おじさんは知らない人の頭をクシャクシャ撫でていたのだ。

それが自分の息子の頭部でない事を知るのに数秒かかったと思う。

全然わからなかった。

気づくのに本当に数秒かかった。

被害者は中学生。

男子校の生徒でたぶん、息子と同じくらいの学年だと思う。

黒ぶちの眼鏡で白い制シャツを着てた。

ちょうど今日から夏服に切り替わったのだろう。

同じような量産型の中高一貫の男子校生徒。

ニオイも男子校のそれ。

頭蓋骨の形状もそっくり。

これは見分けがつかなくても仕方ない。

寝ぼけていたとはいえ、でもこれは平に平に謝罪。

いや、謝罪で済んで良かったと思ってる。

これが女子校生だったらと思うと結末が恐ろしい。

鉄道警察のお世話になるところだった。

さて、この被害学生。

なんと息子が数年前に落ちた学校の生徒だったというのが、これまた奇遇。

彼は特に怒ることも無く、苦笑いでおじさんを許してくれた。

照れ隠しで彼にお話を。

「今年も東大にたくさん行ったね。君も頑張ってね!」

「ありがとうございます」

目的地の駅で降りた我々。

ちょっとヒドい事件だった。

もうこんなことは無いように気を付けようと思う。

それでは今日も居眠り用心火の用心。

では!