体操服についての自由研究

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

今朝は怪しい空模様。

おじさんの人生模様も怪しくなってきました。

さて。

昨日、息子が帰って来るってんで駅まで迎えにいった。

改札を出ると通知があるんで、すぐにソレとわかる。

ちょうど中間地点で息子発見。

相変わらずうつ向きながらアスファルトと対話しながら歩いてくる。

お金でも落ちてるのだろうか。

「お帰り」

「ただいま」

「学校はどうだった?」

「普通」

単語しか発しない。

彼はおじさんが迎えに出るのを嫌がっている。

反抗期というものの典型的な症状らしい。

手に何か持ってた。

聞くと体操服らしい。

前にもここに書いたが、息子は学校のロッカーで体操服を熟成させる自由研究をしている。

その研究がどうやら破綻したようだ。

果たしてその体操服は腐敗していた。

家に帰った息子。

「ママ、この体操服を明日持って行きたいんだけど」

この腐敗した体操服を一晩でどうにかしてもらおうとしているのだ。

どうにかなると考えているのが凄い。

アジの干物を水に浸したらお刺身になると思っていそう。

世の中には「取り返しのつかない」事がある、というのを知らないのだ。

だったらもっと早く持って帰って来るべきなのだろう。

しかし彼の自由研究は腐敗した体操服の観察なのだ。

たかが2回や3回着たくらいで、そんなに簡単に持ち帰るワケには行かないのだろう。

奥さんはオエオエ言いながら洗濯機を操作した。

その音を聞きながら息子はどんな気持ちだったのだろうか。

息子よ、そんな自由研究はやめたほうがいい。

それでは今日も長丁場を頑張ろうぜ。

では!