釣りの神様に嫌われた

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

曇ってます。

どんよりと。

おじさんの気持ちを映し出す空模様。

さて。

「頭に来すぎて書く気にならん」

そんな事を書いて終えた昨日のブログ。

今日はその続きでも。

書いてスッキリさせるのが目的。

スッキリするかどうかわからない。

まだ書き始めて数行だ。

一生懸命考えて準備してきた。

一年にあるかないかのこのビッグチャンスに向けて。

学校を休むことなく、直前でないと判明しない勉強合宿に踊らされることも無く。

ずっと前から立てられる釣行計画。

こんなチャンスは無い。

しかももうこの春から高校生。

大学受験に向けて模試やらナンやら休日の行事も増えて来る。

季節休みだって夏期講習やらでつぶれる。

そうそう釣りにうつつを抜かすワケにもいかなくなる。

最後の、とは言わないけど、それでもやっぱり実質的に最後に近い釣りになるワケだ。

だから宿泊を伴うようなちょっとした遠征を計画した。

思い出になるような釣り。

そして記念魚となるような魚を釣り上げられたら幸運だ。

その思い出を胸に、満足な釣りができない3年間を食いつないでいけばいい。

そう思ってた。

バカデカい電動リールも買った。

船長との連絡もバッチリ。

荒れてる天気もこの日は凪予報だ。

全ての計画は思い通りに、順調に進むと思った。

ところが、だ。

釣行二日前の朝。

寝床から出てきた息子が「タンがからむ」と。

あわてて熱を測ると微熱があった。

血の気が引いた。

息子の体調の心配よりも釣行計画が先に頭を占領した。

学校ではインフル&コロナが流行中。

学級閉鎖も続出してる。

今まではそれらとは無縁に生き延びてきた。

今年もそれをかいくぐってきたが、ついにか!ついにやられたのか!

そう思った。

このまま学校へ行くのも色々な意味でヤバい。

菌のうごめく電車に乗って、学級閉鎖のなか今なおワチャワチャやってる男子校へ行くなんて。

もしかしたらすでに感染してたら残り少ないサバイバー生徒にうつす可能性もある。

そう考えて連絡網へ欠席の連絡を入れた。

この学校へ入って初めての病欠である。

皆勤の夢はここで途絶えることとなった。

ダルさもあってひと眠りした息子。

その間、我々は病院へ連絡をした。

知り合いの内科医へ。

「夕方に来い」

との指示で、息子を夕方に連れていく。

この頃には平熱。

やや高いかな?程度。

結局コロナでもなければインフルでもなかった。

ただ、このころから咳が出始めてた。

この日はこのまま帰宅。

普通に夕飯も食べたし、本人も元気。

そして翌日は普通に学校へ行った。

ところが帰宅すると咳をしてる。

なんか普通じゃないような咳だ。

そこでまたその病院へ。

再度検査する。

まーたインフルでもなければコロナでもない、と。

確かに素人目にもそれらでないような感じがする。

そもそも熱も出てないし、ただ咳だけが出ている。

熱が出ないコロナもあるらしいし、でもなんもなかったらこんなに咳は出ないだろう。

どこかがおかしいのは確か。

いつのも食欲でないのもどこか不調のしるしなのだろう。

こんなことから釣りは中止という判断となった。

船長には息子から電話をした。

全ては終わった。

釣りの神様はこの大一番で味方してくれなかった。

聞くと、どうやら学校でマスクをしてない様子。

感染や学級閉鎖でひとり抜けふたり抜けして少なくなった「放課後サッカークラブ」。

そこで残り少ない生徒と遊んでたんだろ。

マスクもせずに。

体育の授業もフットサルだったそうな。

「マスクしてたの?」

「してない」

マスクをしてたら予防できたのかと言えばそうじゃないかもしれない。

そもそもコロナでもなくインフルでもない。

だからマスクの件だけをあげつらうワケじゃない。

だけど自分の大事な釣りが控えてるってのにこういった行動はどうなのよ。

準備してきた人はどうなるのさ。

おじさんはどうすりゃいいんだ。

昨日。

風もなく、二月にしては暖かな一日だった。

「きっと釣りやすかったろうな」

「たぶんデッカいのが釣れたろうな」

そんな事を思いながら街をさまよって無駄な一日を過ごした。

終わったわ。

それでは今日もしょうもない一日を過ごそうぜ。

では!