なんとかメモリー

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

今朝はまたアツかった。

真夏に逆戻りか。

さて。

この前「突然、昔の記憶が鮮明によみがえる」と書いた。

小学生の頃、父の仕事関係の旅行に連れて行っていってもらった。

その時の伊東のハトヤの館内で流れていた曲。

ハープアルバートの曲だ。

それがずっと脳内で。

半世紀もの間。

昔読んだ百科事典。

あるページの右下のコラム。

その囲みは淡い桃色。

江戸川乱歩の児童書。

右ページのキモい挿絵。

そのページ番号。

そのページの最初の行。

行替えの最後の文字は「つ」だった。

それらを全て記憶してる。

どの本も覚えてる。

記憶する、というか。

見たら覚えてしまう。

だから学校も勉強も楽だった。

わざわざ試験勉強なんてしなくてもよかった。

特に高校、大学時代は試験勉強しなくて済んだ。

時間を有意義に使えた。

同級生が試験勉強しているときに釣りに行っても大丈夫だった。

彼らが机に向かっている間に好きな事ができた。

授業中にちゃんとやってれば、の話。

無からは何も生じない。

睡眠時間も短いし、机に座る時間も短い。

人生を倍生きているようなおトクな気分。

おじさんのこういう性質と同じ人に出会った。

数年前。

かなり盛り上がった。

ダヨネー、デスヨネー。

その方によると、ちょっと珍しいパワーらしい。

その人も初めて実在する人間に出会ったそうな。

でもその「なんとかメモリー」とう記憶。

それを忘れてる。

肝心なその名前を忘れた。

半世紀も前の本をほぼ丸ごと記憶してるのに。

でもつい数年前の話の内容を忘れてる。

なんなら先週食べたランチの内容さえ忘れてる。

あのパンはランチだったか、それとも朝食だったか。

明らかにその能力が低下している。

ハッキリと退化していることが判る。

もう終わりであることを知る。

それでは今日も甲羅干ししていこうぜ。

では!