模試前の秘密

おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。

今朝はまぁ穏やか。

やや風があるかな、といった程度。

さて。

さっき駅まで息子君を送って行った。

今日は河合の模試がある。

ちょっと離れた受験会場。

だから少し早めに家を出た。

お「今日、どうかね?」

息「そんなのわからないよ」

頭痛しそうな寒い朝。

そんな会話をしながら歩いた。

聞くと飲み物を持っていないと言う。

ならば、と途中のコンビニに寄り道を提案。

やたらと固辞する。

おかしい。

いつもだったらコーヒー牛乳系の飲料を欲するのに。

これは何かあるに違いない。

すぐに気づいた。

実は昨日、想定外の収入を得た息子君。

知人からお年玉をもらったのだ。

いつもだったら母に渡して貯金してもらう。

ところが昨日のお年玉は渡してない。

つまりポケットに入ったままなのだ。

たまたま母親がその場に居なかった。

彼は黙っていたのだ。

おじさんも「ママに渡しなさい」なんて言いそびれてた。

それが彼のポケットに入っている。

息子君はその件について何も言わない。

一切触れずに駅まで歩いた。

自分でやりたいことがあるのだ。

おそらく。

彼の計画はこうだ。

試験会場最寄り駅に到着する。

時間は十分ある。

駅近くのマックかスタバに行く。

そこで参考書でも広げ、一服したいのだ。

好きなモーニングセットを購入。

息子君らしいささやかな豪遊。

試験前のひと時。

そんな受験生らしい事をしたいに違いない。

こうなるとそれを頓挫させたくなるのがおじさん。

根性、ヘソ、つむじ、ありとあらゆるところが曲がっている。

無理やりコンビニに入り、飲料を勧めた。

渋々承諾。

そしたら猿田彦珈琲の高いヤツをレジに持っていかれた。

PBの安いヤツを買ってやるつもりだったのに。

一度も振り返ることなく改札の向こうへ。

最後まで隠し持ったお年玉の事は口にしなかった。

一服計画も言わなかった。

言えば否定されるだろうという事を知っている。

お年玉と一服計画は隠し通すつもりだ。

猿田彦を開けずにマックかスタバに入るかもしれない。

そうであっても仕方ない。

つまらない秘密の一つや二つ。

「とにかく頑張って来い」

それだけ伝えておいた。

それでは今日も寒さで縮み上がっていこうぜ。

では!