おはようございます、ちょっと小さいおじさんです。
快晴ですね。
でもちょっとイマイチな気分ですわ。
と、言うのも。
未明にヘンな夢をみちゃったんですよ。
お化け退治してる夢。
記念にメモしとこうかと思って。
夢って、朝起きると忘れちゃう。
でもこうして覚えているのは貴重だし。
舞台はどこかの山奥の狭い山荘のようなところ。
時間帯は不明。
だけど薄暗いイメージだから、深夜とかで考えていいはず。
おじさんたちはその山荘内でお化けから逃げ回ってる。
たち、と言うのは、おじさんと息子、そして息子のクラスメイト数人。
総勢6名程度。
そのお化けというのは日本的な幽霊みたいなやつでもなければ、マイケルのスリラーみたいなゾンビでもない。
A・ロメロの映画に出てくるような、ほぼ人間の原型をとどめているようなライトなゾンビと、リングの貞子みたいなのが交配してできたようなやつ。
そんなお化けが数体。
それらが山荘内の随所で我々を待ち伏せている。
実際に彼らにつかまっていないので、捕まったらどうなってしまうのかはわからない。
喰われてしまうのか、コロナに感染してしまうのか。
おじさんたちは山荘内を固まって逃げ回る。
しかし、行く先々で出くわすお化けたち。
我々の恐怖は最高潮に達した。
そこでおじさんたちは、むやみに歩き回らず一か所に落ち着く作戦に変更。
ちょっと広くなった廊下のようなところに、テーブルなどを利用して城壁のようなものを作ってそこに籠城する作戦。
そのバリヤー状の城壁のようなものができ、そこに隠れる我々。
隙間から外の様子をうかがう。
ところがどうだろう、お化けのやってくる気配が急に消える。
しばらくして今度は子供たちが動き出す。
どうしたどうした、お化けはどこいった?
とばかりに、そのバリケードの隙間から顔をのぞかせる。
そのうち身を乗り出し、出ていき、廊下の角まで様子を見に出ていくようになる。
なんで出ていくんだ!
出て行ってどうする!
ハチ合わせしたらどうするんだ!
バリケード内に隠れながら彼らの後ろから声を荒げるおじさん。
しかし若い彼らの好奇心はどうにもならない。
しばらくして遠くまで行っていた彼らが戻ってきた。
近くの階段下に床下収納のようなものの存在を発見したという。
おじさんはずっと一人で城壁内でこもってたし、しばらくお化けにも遭遇してなかった退屈感と安心感から、彼らについて行ってそれを確認してみることにした。
件の階段下というのはT字路になっていて、Tの縦線部分が階段になっていた。
その階段を降り切ったところが二つに分かれている廊下。
いっそう暗いT字廊下の交差点部分。
階段を降りてそっと近づき、その床下収納に耳を近づける。
なにか居る。
みんなに目で合図すると、彼らもそれぞれ耳を近づけて確認。
なにかが居ることをその場に居た全員が知った。
そのとき、バタンとその床下収納からお化けが飛び出してきた。
そのマスクのないお化けの顔が全員の至近距離に。
全員が絶叫。
そのとき、おじさんは手に持っていた絵の具の筆でお化けの胸のあたりを突き刺した。
続いてもう一本の筆も突き刺す。
たぶんそれがとどめだったのだろう、お化けは床下収納の底へ向かって転げ落ちていった。
そこでびっくりして起きてしまった。
とにかくおじさんたちは突然降って湧いた絵の具の筆に救われたのだ。
それにしても不思議だ。
なぜこんな夢をみたのだろうか。
寝る前にホラー映画とかそんなの観てもないのに。
そして、なぜ、どこから絵の具の筆が現れたのか。
とにかくおじさん一行はこの絵の具の筆に救われた。
これはもしかしてクリスマスの奇跡だったのかもしれない。
それでは今日もハッピーオフィスラブ。
では!